保有銘柄「マイクロソフト(MSFT)」の投資スタンス(2019年7月)
銘柄選定理由です。
4月に類似の記事を上げています。
これは「何故組入れたか」と言う記事ですね。情報や業績、投資判断は水モノだと思うので、2~3か月おきに「継続保有している理由」を書いていきたいと思います。自問を兼ねて。
以前に記事と比べると心理的な側面が多いです。残念ながら、データ分析とかは特にないですね。短期のデータをそこまで重視していないからです。
投資方針はコロコロ変わりますが以下の通りです。
(ここまでテンプレ)
MSFTの投資スタンス
せっかくなので前回の記事より情報量増やしました。
投資スタンス
ポジティブです。
継続保有します。
保有割合は引き上げ予定です。
Visa、マスターカードに引き続きですが、これもMSFTの上昇を保証するものではないです。 実行割合は既に8%を超えており、これに調整する形で上げる予定です。+1~2%くらいですかね。
ちなみに、実行割合が上がれば何でも組入れ比率を高めるわけではないです。ここまで続いたV、MA、MSFTが特別ポジティブだからですね。今後は株価の変動問わず比率を据え置いたり下げたりする銘柄もあるはずです。
業績面
業績(営業CFマージン/営業CF)に関しては年間ベースで見ているので変わりないですね。直近も特に問題なく絶好調だと思います。どこまで数字に表れるかはわかりませんが、国内でもグローバルでもAzure(Saas含む)はAWSを超えたようですね。所感は後述します。
株価推移
株価は相変わらず絶好調です。
記事執筆時点で+17.79%です。月間騰落率も表の通り+7.37%。配当利回りは前回の記事では1.42%、今回の記事では1.34%、YoCは1.55%です。
トータルの騰落率では ポートフォリオ内トップですね。配当も考慮すると圧倒的に利益を上げてくれています。ライナスポートフォリオの稼ぎ頭です。業績も安定、株価も上昇、配当も増配中で悪く無い水準。将来はインカムもキャピタルも狙える優良銘柄でしょう。
所感・懸念点
懸念点の1つ目はAWSや他クラウドベンダーとの競争状態と反トラストでしょうか。現在のMSFTはライセンスにおいてもクラウドにおいても価格に透明性があるので、反トラストのリスクは小さいと思いますが、MSFT1強となると危ういです。
反面、AWSを含めた競合クラウドベンダーは大量にあり、IT企業ではなかったAWS(Amazon)が急成長を遂げたように、ポッと出の企業が驚異的な成長によりAzureの牙城を脅かす可能性も否定できません。
2つ目はシンプルですがセキュリティ問題です。これは更に二分できて、1つは製品としての脆弱性です。こちらは常時織り込み済みであるとは思いますが、打開できない致命的な脆弱性が長期で残る場合は株価に影響がでそうです。
もう1つは多くの情報を抱えるMSFTそのものがサイバーテロの被害に遭わないか、と言うことですね。どの企業でも言えることですし、VやMAもかもしれませんが、決済システムを提供するだけの二社よりもカード情報やユーザ情報を多く抱えるMSFTの方が危うい気がします。
3つ目はコンテナやその他全く新しい技術革新によるオンプレ回帰ですね。もっとも、AzureはクラウドとしてIaaSのみを提供しているわけではないので、この影響はしばらくは軽微でしょうし、数字からある程度観測可能なはずですし、MSFTはAzure Stack HCIなどハイブリットクラウド向けのハイパーコンバージドインフラも展開しているのである程度は対策しているかもしれませんね。懸念する必要すらないかもしれません。
さて、魅力に感じる点は最強のクライアントOSとオフィス製品を擁する盤石さ、クラウドビジネスでもSaasを含めればAWSを超えグローバルNo1になる成長性、業績悪化から復活を遂げる経営基盤(CEO変わってますけど)と柔軟性、ハイブリットクラウドもカバーするHCIなど高収益で隙のない、ワイドモートなビジネスを幅広く展開していることでしょうか。
エコシステムも盤石で、様々な大手クラウド、ソフトウェア、ハードウェアベンダーと協業関係にあります(唯一無二とは限りませんが)。ソフトウェアであればSAP、ハードウェアであればDELLなど、強力なパートナーとのビジネスも魅力的です。
株高感はあり、様々なリスクは抱えているものの、MSFTが倒れる未来は想像しにくいですね。当面は引き続き高位の組入れで行きます。この楽観の果てに待つものは…!?
それでは今日はこの辺で。
明日は大吉☆(。>ω<)b
応援ありがとうございます。
励みになります!╭( ・ㅂ・)و