ライナスの米国株投資術

ライナスの米国株投資術

NYSE上場米国系企業(の、日本法人)に勤めるライナスの米国株式投資記録。投資方針や成績、雑感など書いていきます。

爆損ポエム~値動きをどう感じるか~

最近株価下がりまくりでアイタタですね。

前回の記事で書いた「値動き対してどう感じるか」を書こうと思います。

 

シンプルに言えば

 

・安く買いたい

・高く売りたい

 

それだけです。

これに対し、自分が取った行動に対し様々な思いが逡巡します。

 

【上がった時】

①買ってよかった

②もっと買えば良かった

③売らなきゃ良かった

④(上がった銘柄に対し)こっちを多く買えばよかった

⑤今売った方がいいのかな

 

これに対し、最も満足するのは「買った銘柄や候補の中から、最も上がった銘柄にフルインベストメントしておくこと」です。なんならレバかけた方が良かったかもしれません。まぁ、現実的には不可能であり、キリがないので、上記①~⑤が頭をよぎりながらも「こんなもんか」で片付けます。

 

【下がった時】

①売ってよかった

②もっと売っておけば良かった

③買わなきゃ良かった

④今買った方がいいのかな

 

これに対し、最も満足するのは「下げる前に全部売り、キャッシュが潤沢な状態で安く買えること」です。なんならショートした方が良かったかもしれません。まぁ、現実的には不可能であり、キリがないので、上記①~④が頭をよぎりながらも「こんなもんか」で片付けます。

 

いずれにせよ、重要なのは現在の結果や数字がどうかよりも「相対的にどうだったか」と言うことです。株については最終的に儲ける事が目的なので、改善の余地は無限にあります。そして長いこと投資をしていると色んな想定外の利益も損失もあるので、それを気にするかどうかの問題かもしれません。

 

さてさて、しかしどうしても気にしなければならないときがあります。

1つは見栄、そしてもう1つは出口です。

 

見栄は単純に投資成績と資産額を自分のスペックとして語りたい時でしょうか。最後に儲かれば正義、と言いつつ、なんだかんだ手元の数字は安心感に繋がったり、投資家としてのステータスになるのであまり減らしたくないというのが実態でしょう。

 

反面、現在の環境のように株は下げるときがあり、無限に高止まるわけではありません。買い増しを行い続ければどこかで反転し、マイナスを被る行動を取ることになります。これを避けるには完璧なアクティブ投資しかありません。

 

今どきの言葉で言えばFOMOですかね。利益に目がくらむわけです。投資を12年やっていても未だにこういう感情はありますが、投資をやるからには多少なり付きまとうものなので、上手く付き合っていくしかないですね。

 

そしてもう1つ、これは避けようがない出口です。老後を出口にして揺るがない人はまぁいいでしょう。見えない未来です。しかしライフイベントなどで不意にお金が必要になったり、例えば株じゃなくて事業やろうとか、別のもの投資しようとか、まぁそういう環境や考えの変化ってものはいつでも誰でも起こりうると思います。

 

これが下落時にガッツリ被ってしまうと厳しく、そういうリスクを減らすのはやっぱりキャッシュを確保するとか、そもそものアセットを分散するとか、トータルリターンが劣ろうとも配当株などキャッシュフローを安定確保しやすいものを持っておくとか、そういうバランス感覚が重要だと思います。

 

ライナスは結婚の予定もなく、悠々自適な独身貴族なので偏ったポートフォリオでも、ある程度下げても、耐え忍ぶ期間は十分にあるわけですが、近ごろのレバナス界隈からの~このところの下げで爆死してる方々を見ると、きっとこういう考えは頭にないんだろうなぁと感じます。

 

投資は稼ぐためにやってるのでしょうけど、初心者にこそ「稼ぐだけが投資のすべてではなく、耐える、逃げる、それの許容度や境界線を決めるライフスタイルや個人の属性ってものありき」…と言うことを理解していただきたいですね。

 

ポエムでした。

 

それでは今日はこの辺で。

今年も大吉☆(。>ω<)b

 

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