プロクター・アンド・ギャンブル(PG)を選んだ理由(2019年5月)
銘柄選定理由です。まず、投資方針は以下の通りです。
上の記事でも書いている通り、 全銘柄を洗ったわけではないので、銘柄選定にはデータ以外に私の好みや、感覚的なものも含まれます。現時点での選定理由を書いていきます(ここまでテンプレ)。
P&Gです。ご存知有名日用品メーカーですね。
ライナス家の洗濯洗剤はアリエールです。柔軟剤はレノア、台所洗剤はジョイです。普段着ているマントにはファブリーズを使い、仮面を忘れた時はパンパースを被っています。日常的にP&G商品を消費していますね。
さて、PGはバリュー寄り…なのですが、こちらもPER的にはバリュー感はないですね。組み入れ比率は6%とやや高めに設定しています。
PGの選定理由
1.好業績である
右肩上がりとはいかないものの、営業C/F、マージン共に十分な業績です。
P&Gは同業他社と比べて利益率が高いです。例えば競合のユニリーバは営業CF/マージンが15%くらいです。ユニリーバは為替の影響もあるでしょうから難しいですが…
2.株主還元にも積極的
配当利回りはそこそこですね。連続増配年数も60年を超えています。配当性向がやや高く、増配率は低いです。株価の伸びに増配が追いついていない印象です。
安定してCFが稼げる会社は配当性向が高めでも業績が安定している間は安心していられますね。 これは他の生活必需品銘柄でも言えることでしょう。
3.グローバル且つワイドモート
冒頭でほんの一部の商品を挙げましたが、世界中で多くのブランド・シェアを持っています。
4.生活必需品セクターである
ハイテク銘柄の保有率が多いので、リセッションに強い生活必需品セクターはそこそこ厚めに持っておきたいです。これは個人的なセクター分散の方針みたいなものですね。
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懸念点はプライベートブランドの台頭です。PB以外にも地場メーカーから低価格商品が出ることですかね。ある程度品質に目を瞑れば、安くて大容量の洗剤は沢山あります。結果界面活性剤が入っていればそこそこ使えますからね(暴論
成分どうあれ理屈どうあれ、「洗剤」「安い」で選べば、大手ブランドが選ばれなくなる可能性はあるでしょう。消費財は1個辺りは安いので、すぐに切り替えが可能です。
Amazonなど大手ECメーカーがPBに優位な価格を付け、他社製品をやや割高にすればユーザーも減りそうです。 まだしばらくはシェアを失うことはないかもしれませんが、ブランド力が永続するか…と言うとどうでしょうかね。
EPSの成長もアヤシイところもあるので、決算には注視していきたいですね。問題なければ引き続き高めに組み入れたい銘柄です。
それでは今日はこの辺で。
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コカコーラ(KO)を選んだ理由(2019年5月)
銘柄選定理由です。まず、投資方針は以下の通りです。
上の記事でも書いている通り、 全銘柄を洗ったわけではないので、銘柄選定にはデータ以外に私の好みや、感覚的なものも含まれます。現時点での選定理由を書いていきます(ここまでテンプレ)。
コカコーラです。言わずと知れた飲料ブランドですね。 皆さんはコーラを飲んでいますでしょうか。今回の記事の画像は購買意欲を高めていただくために、企業ロゴではなくコーラの画像にしています。飲みたくなった方は我慢せずコーラを飲みましょう!!ちなみに私は炭酸飲料が苦手なのでコーラは飲みません。
KOはバリュー寄り…なのですが、PERを見る限り全然バリュー感はないですね。ハイテク並みです。組み入れ比率は6%とやや高めに設定しています。
KOの選定理由
1.好業績である
今まで上げてきたハイテク・ヘルスケアと比べると営業C/Fマージンは劣りますが、十分な業績です。
健康志向の影響か、目先の売上は徐々に低迷しているものの、利益率の低いボトリング事業をフランチャイズ化し、利益率改善を図っているので、今後の業績にも期待したいです。
2.株主還元にも積極的
配当利回りは高めです。
増配率は減少傾向であるものの、それでも5%程度と十分です。連続増配年数も50年を超え、配当王銘柄です。配当性向が高いのは少し気になりますが、余程ピンチにならない限り増配率の低下はあれど、増配停止や減配にならないと思っ…期待しています。
3.グローバル且つワイドモート
コカコーラのブランド力はかなりのものでしょう。グローバルに展開しており、その名前も有名です。そもそもフランチャイズ化自体、ブランド力が無いとできないものです。
私が謎の飲料メーカーを立ち上げ、原液作って売るからボトルに詰めて、上手いこと販売( `・∀・´)ノヨロシク!なんて言ってもどこも取り合ってくれないでしょう。
4.生活必需品セクターである
ハイテク銘柄の保有率が多いので、リセッションに強い生活必需品セクターはそこそこ厚めに持っておきたいです。これは個人的なセクター分散の方針みたいなものですね。
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懸念点は飲料製造事業自体は参入障壁は低いことでしょうか。原液を販売するビジネス自体は利益率が高いですが、フランチャイズ側でも十分に利益が出ていることが重要です。
魅力的なドリンクが他社から次々と販売され、コカコーラ社の商品が売れ無くなれば業績悪化必至でしょう。如何に時代のニーズに合った魅力的な商品を作り続け、ブランド力を維持し続けられるかが鍵となりそうです。
今後も業績改善や配当性向などはウォッチしつつ、問題なければ引き続き高めに組み入れたい銘柄です。
問題あれば…ペプシコ?も、ちゃんと調査しますか。どうでもいいですが、なぜCocaColaCompanyなのにティッカーが「KO」なんですかね。You Lose...
???「僕の勝ち(略)ほな、いただきます。」
それでは今日はこの辺で。
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何故「永久保有」を掲げないのか?
米国株長期投資家の中には、「永久保有」を掲げている人が多いと思います。
株価が下がったら買い増しチャンス!と言いつつ、暴落したら狼狽売りするクソダサい投資家も多…こう言うのは別の方に任せるとして、基本的には売らないスタンスなわけですね。
しかしライナスは「長期投資家」を自称していますが、永久保有を掲げず、売却ルールを設けています。
売却ルール(2019/5/3時点)
・3年連続営業C/Fマージンが20%を下回った場合
・3年平均営業C/Fマージンが15%を下回った場合
・3年間の営業C/Fが下降している場合(競合他社と比較)
・市場のシェアを著しく失った場合
あ、売るんだwwって思ってる方もいるかもしれませんね。 売却ルールを設けた理由は簡単で、買った理由の逆を行くようなら、持っている理由が無いからです。私の投資方針はブログ名の通り、「高利益企業への長期投資」なわけです。理由は前日の記事を読んでください。
つまり前提である「高利益」が崩れた時点で、投資対象外になるので売却する、と言うワケです。
(2020/2/16追記)
と、思っていたのですが、数字以外に、投資のシナリオやビジネスのビジョンに期待が出来ない場合は売却しようと思っています。これは、そもそも保有銘柄に対する「腹落ち」を重視してインデックスから個別株に移行したのに、「腹落ち」できなくなった銘柄を保有する意味がないからですね。長期投資には納得感が大切です。資産形成、言わば人生の一部ですからね。
直近でモトリーフールに以下の記事を寄稿したわけですが、PFの中には「何故持ってるの?」と聞かれた時に「収益性が高いから」とだけは言えるものの、「他には?」と聞かれた時「なんでだろう…」となる銘柄も出てくるわけです(最初はガチホできるイケてる銘柄と思っても!)。
描いたシナリオ、ビジョンを信じ、そこに向けて歩いていければ良いです。ただ、多数ある「とある銘柄」の未来のシナリオのうち、実際に選ばれるシナリオは「1つ」であるわけです。当初思い描いていたシナリオと現実が乖離した場合、「思い描いてたシナリオを都合よく修正する」のではなく「売却を検討する」のも重要な選択肢であると思います。
(追記ここまで)
最後にちょっと横道にそれます。
多くの長期投資家は…先人の長期投資家ブロガーの方々…そうですね。例として…あえて名前を挙げさせていただくと、バフェット太郎氏に感化され、「売買は手数料や税金分無駄」「長期投資を掲げてすぐ売るのはクソダサい」と思っている投資家の方もいるのでは?と思っています。
「売買は手数料や税金分無駄」←これは正しいと思うのですが、氏は「下落しても優良銘柄に再投資し続けるべき」と言っています。ポートフォリオも不景気に強いディフェンシブ銘柄中心です。
つまり「シェアを失い、キャッシュを稼げず、株主還元もできない」企業となっていくのなら、それは優良企業じゃないから売ってもクソダサくないのですね。ガチホ!とか言ってる方がヤバいと思います。(そもそも売るハメになる銘柄を選んだ時点でクソダサいのか…?)
過去クソ株と化したと思われていたアップルも奇跡の復活を遂げているので、ガチホが正しいのかホールドが正しいのかは読めない未来のことですが、私は株価の変動で売らず、業績の推移やビジネスビジョンで売ります。
欠点は業績が落ち始めてから売ることになるので、株価のテッペンで売却するのはかなわないことでしょうか。そもそも底で拾ってテッペンで売る、なんて気はないので良いですが。
それでは今日はこの辺で。
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購入ルールを「高収益」にした理由
結論から言います。
株で儲けるために必須だと思うからです。株で儲かるには、キャピタル狙いなら株価が上昇、インカム狙いでも事業を維持しなければなりません。
キャピタル狙いの場合
事業が投資家の期待を集めるか、業績が好調である必要があります。株価自体は様々な期待や思惑の中で値付けされるので、必ずしも財務や事業に比例するわけではないです。
上振れする(つまり割高になる)こともあれば、下振れする(つまり割安になる)こともあります。特に短期では、絶対的な業績に関わらず期待してなかったけど悪く無かった、などの「売られすぎを戻すケース」もあります。
しかし長期的に保有し、かつ定期的に買い増しつつ、そこからさらに値上がっていく(およそ上がり続ける)には、期待を裏切らない業績を続けることが大切でしょう。グロース株は期待が行き過ぎて難しいケースが多いですね。
インカム狙いの場合
成熟企業、高配当銘柄はなかなか事業拡大はしにくいです。と言うか事業拡大せずとも安定したキャッシュを稼ぎ、事業が安定しているからこそ成熟企業なわけですが、こちらも業績を無視していいわけではありません。
高配当銘柄も配当の原資を失っては配当を維持できないからです。配当性向が何年も100%を超えていて、キャッシュフローも不安定…そんな企業に安心して長期投資できますか?
つまり、好業績と言うのは長期投資の必須条件です。
業績の良さは収益性で見よう、と言うことです。もちろん景気循環により一時的な減収減益はあるので、絶対値以外にも業界内の相対値も見る必要はあります。本当はもっともっと深く調べつくすべきですが、サラリーマン兼業投資家なので見やすいところでふるいにかけることにしたわけですね。
虎の子の資金を、潰れかけの会社に託すのはギャンブルです。そういう投機で大きな利を上げる成功者もいるのは確かですが、余程見る目が無ければ敗北者になるのがオチでしょう。私はセンスに乏しく敗北者になる未来しか見えないので、潰れかけの会社に資金を託すギャンブルは避けました。
それでは今日はこの辺で。
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「5G銘柄の行く末」の補足記事①
先日書いた記事への補足です。
ツイッター見てる方は被る内容もあるのですが、ツイッターは見てないけどブログ村やはてブからのみブログ見てるよ!て方もいるかもなので記事にしました。
元の記事はこちら。
先日の記事は長くなったので、余談は省いてしまいました。今回は補足記事です。少し深堀した感じですね。いつもの19時に上げる記事とは別で上げています。補足記事①としたのは、これからも書く可能性があるからです。ただ、書かない可能性もあります。話題に上がれば…ですね。
さて、元の記事ではHWにネガティブと書きましたが、ちょっと言葉足らずだったので補足をしておきます。
ライナスは「高収益企業に長期投資」の方針を立てているので、手数料ビジネスやサブスクリプションなど、CFを稼ぐ仕組みが出来上がっている企業を好む傾向があります。利益率が高いです。HWの製造、販売などはこういう仕組みづくりがどうしても難しいです。
ここからは「5G関連」と言うより、サーバやネットワーク機器、その他周辺機器(ストレージ、例えばWDなど)についての話です。ライナスは前職ではSIerだったため、HWをメーカーから仕入れて、設定、構築した上でお客様に売ることもしていました。
ビジネス用のサーバであれば、基本的には有料保守に加入します。延長も可能ですが、大体5年です。保守切れの際にサーバを交換し、OSやSWもバージョンアップし再構築するケースが多いです。現在は仮想化技術やクラウドがあるため、そのまま移すこともあります。
HWがパイを奪い合う、と表現したのはここで「乗り換えのチャンス」があるからです。価格や信頼性や企業側の好みなどもあるものの、基本的にサーバは独自性を出しにくいので乗り換えが容易です。
これはあまり独自路線を走りすぎると、専門の技術者が必要になり、ニーズから外れてしまいます。ある程度規格化されていて、それなりに吸収できるように作られていることが多いのです。
スマホも多くはそうですよね。
ボタンの位置などが異なることもありますが、Android用のハードウェアにiPhone用のOSが入っても、iPhone用のハードウェアにAndroid用のOSが入っても、使う側はまぁそれなりに何とかできると思います。
ただし、ネットワーク機器などはHWに合わせて独自のOSを持っています。シスコなどはios(Appleではない)と呼ばれるものが使われていますので、ちょっとHWそのものオンリー…とは異なる部分がありますね。ストレージなどの周辺機器もSW内蔵で独自の機能を持たせていたりします。
さて、ハードウェアについて「中長期ではネガティブ」としたのは、どこかでパイが頭打ちになった時、乗り換えやすく奪い合いになる…と言うことでした。IBMは過去絶大なシェアを誇っていましたが、今はサーバ製品などはLenovoに売却しサービスやクラウド事業を中心としています。同じようになるのでは?と言う懸念からです。
ところがパイが増えれば話は別です。
5Gの活用が進めば、ネットワークを介したサービス利用が盛んになります。〇aasなどと呼ばれますね。なんちゃら アズ ア サービスです。MaasならMobility as a Serviceです。
交通手段、移動手段であるモビリティをサービスとして捉え、提供する…まぁ自動運転とかこの辺に入るんですかね。とにかく「サービスが盛んになる」わけです。より多くのサービスを回していくには、より多くのサーバが必要です。より多くのサーバとクライアントをつなぐには、より多くのネットワーク設備も必要です。
つまり活用が進み始めたタイミングではパイが増えていくわけです。そしてサービスが伸び続け、増え続ければ、パイも増え続けます。ってことはハードウェア企業にもチャンスがあるのでは!?と思うかもしれません。しかし一部を除いて課題ありです。
例えばネットワークではホワイトボックススイッチなるものがあります。先ほどシスコを例に挙げるとiosなど独自のOSとセットになっている、と書きました。当然このHW+OSで製品として販売しています。しかしホワイトボックススイッチはOS部分がなく、HWだけです。中身は自分で何とかするわけですね。小規模では意外と割高です。
じゃあ普及しないのでは?と考えるかもしれませんが、そうでもないのです。なぜなら、オンプレミス(自前でハードウェアを持っていた)からクラウド全盛になったように、今後もハードウェアの所有者はクラウド事業者に集約されると思います。
代表はAWSのAmazon、Azureのマイクロソフトですね。他IBMやOracleなどもクラウドはやってますが、まぁ…。クラウド事業者のハードウェア利用規模は超大規模です。メーカーから買うより、OEM契約をしたり、手ごろなハードウェアメーカーを買収して何とかするかもしれません。大手クラウド事業者ほどの規模であれば、小規模では割高なホワイトボックスを使いこなせるでしょう。
様々な企業が自前でサーバを持っていたいた頃は、企業の好みや使い慣れている、コネがある、などパイを分かち合えました。買い手はメーカーから買うしかないので需要がありました。しかしもし、クラウドベンダーが全て自力で何とかしてしまえば、メーカーは「業界内で増えた需要≠販売余地」となるわけです。
業界内で増えた需要≠販売余地
これ、大事です。どう売っていくか。もちろんいきなり客がAmazonとマイクロソフトになるわけではありません。クラウド事業者が多く握る可能性が高いだけで、オンプレミスの需要もまだまだあります。
しかし投資家の皆様ならわかるはずです。
「売れるか」「売れないか」じゃないんです。「今までより売れるか」「今までより売れないか」「期待以上に売れるか」「期待ほど売れないか」が大事になってくるわけですね。業界内でパイが増えても、自分の狙えるパイが増えるとは限らない。この可能性を考えると、なかなか銘柄選びは難しいです。
繰り返しますが、「高収益企業に長期投資」の方針で見た場合の話です。短期的には急増したパイがバンバン回ってくる可能性もあります。今回の例でいえば、ホワイトボックス機器に採用されるパーツのメーカーは大きなチャンスを得るかもしれません。クラウド事業者が自前製造目的で買収される新興メーカーがあるとすれば、かなりの値上がりが期待できるかも…?
さらに前述の通り、ホワイトボックスは大規模でないと割高になる傾向があるので、小~中規模はメーカー製です。安心して使える大手企業の製品も多く選ばれるでしょう。なので必ずしも既存メーカーが衰退するということではないです。
ただ、全ての需要増が特定の企業に集中するわけではないので、もし利益数倍、数十倍を見越した超高PERなら警戒したいですね。例に挙げたシスコは特に高PERではないので問題ないかもしれません。
ツイッター上ではIT系サーバ製品、ネットワーク、周辺機器以外に、医療用ロボットなども話題にあがりました。これは5Gも絡みますし、AIやRPAにも絡んでくるので、先の「5G」に絞った記事の内容より、もっと広い範囲で影響を考えなければならないと思います。
医療用品の場合、メンテナンス費用など、ハードの販売以外でも継続的にキャッシュを稼ぐ手段を確保することができます。ISRGはその状態ですね。ダヴィンチの販売もですが、販売した後のメンテナンスなどでCFを稼いでいます。
つまり、販売台数は増減するので沢山売れればボーナス状態ですが、メンテナンス部分は合計販売台数の増加に伴い漸増するわけです。この場合は(期待以上かはさておき)増収自体は期待できます。
なので前回の記事ではIT目線で「ハードウェアはネガティブ」と発言していましたが、製品や売り方次第でそうでもない…と言うケースもある、と言うことは意識しときたいです。
ちなみにこれだけハードウェア大丈夫かなーなんて言ってますが、ライナスは外資系ハードウェアメーカーのテクニカルセールスです。ハードウェア企業のアンチどころか、属しちゃってます。
それゆえに業界における懸念にも敏感ってことでもありますが、逆に自分のことだから心配しすぎな可能性もありますね。これだけ書いておいてHW株が長期的に爆上げしたら笑えないです(;´Д`)
補足記事のはずが思ったより長くなってしまいました。この手の話題は筆が乗ると長文になりがちでダメですね。
それでは今日はこの辺で。
明日は大吉☆(。>ω<)b
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アッヴィ(ABBV)を選んだ理由(2019年5月)
銘柄選定理由です。まず、投資方針は以下の通りです。
上の記事でも書いている通り、 全銘柄を洗ったわけではないので、銘柄選定にはデータ以外に私の好みや、感覚的なものも含まれます。現時点での選定理由を書いていきます(ここまでテンプレ)。
アッヴィです。アッヴィってちょっと言いにくいですよね。バイオ医薬品の会社です。ヒュミラのイメージが強いです。そしてヒュミラ特許切れでダメージ受けてるイメージが強いです。あと名前わからないですが抗ガン薬ですね。(調べました。イムブルビカ。言いにくいですね。)
ヘルスケアセクター最後の銘柄です。ハイテクの紹介が終わってになってから無知を露呈しまくってますが、正直、門外漢なので表面的な部分しかわからないのですね。研究データを見れば何となくスゴイとかはわかるかもしれませんが、研究者じゃないので「スゴイらしい」止まりでしょう。
もちろん銘柄に対する勉強不足ってこともあります。その状態で知ったかぶりするくらいなら、ちゃんと勉強している他の方に解説を任せようと思います(と言うことで丸投げです)。
AMGN同様グロース…いやバリュー…うーん、難しいですね。ヒュミラに劣らぬ新薬に期待したいって意味ではグロースでしょうか。ヒュミラ問題を織り込んで割安だったらいいなって意味ではバリュー…まぁこの際どっちでもいいですね。高配当なのでバリューでꉂꉂ(ˊᗜˋ*) PERは低かった記憶もありますが、実績PERは上がりましたね。予想PERは10以下とかなり低いです。組み入れ比率は7%と高めです。
ABBVの選定理由
1.好業績である
AMGN同様、ほぼコレに尽きます。AMGNには劣るものの、好業績です。ヒュミラの件もあるので安心はできませんが、直近の業績は良いということで(やや不安)。
※元々ハイテクと製薬は営業C/Fマージンが高くなりやすく、小売とかは低くなりやすいのでそこも考慮すべきですが…
2.株主還元にも積極的
配当利回りは高いですね。5.3%です。アボットから分社化しているので、連続増配年数はどうカウントしたものやら、というところですが、アボットから継続してみると45年以上の増配です。
自社株買いにも積極的で、総還元性向も高いようです。好業績と高還元が継続してくれると嬉しいですね。
3.グローバル且つワイドモート?
これは…どうでしょうか。バイオ医薬品では開発力もあり、現状シェアもありますが、主力のヒュミラがシェアを失いつつあります。今後は…と言うとやや難しいところです。
販売的には北米、アジア、ヨーロッパとグローバルながら、売上比率も見ると米国が多くあまりグローバルじゃないですね。今後の立ち位置については注視する必要はありそうです。
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懸念点はファイザー、アムジェン同様ですね。丸被りなのでこちらの記事を参照してください。
既にABBVはヒュミラのシェアがバイオシミラーに浸食されつつあり、次なる主力製品の開発が期待される状態でもあります。そこも織り込んで割安だったらいいな、なんて甘い考えです。
高配当なので問題なければ引き続き高位に組み入れたい銘柄ですが、手持ちの製薬系では一番決算動向を警戒しないといけないかもしれません。
それでは今日はこの辺で。
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5G銘柄の行く末。割高?割安?どう稼ぐのか?
注意:
この記事は私の妄想も含みます!
「私が考える」「個人的に」と言う表現は、保険みたいなものです。「私が発想の第一人者」と言うことではありません。すでにあるかもしれないし、夢物語かもしれません。未来のことはわからないので、参考までにどうぞ。「それは違うぞ!」「こんなんはどうよ?」と言ったご意見もお待ちしております。
5Gが実用化されるにつれ、通信、ハイテクなど5G関連銘柄への期待が高まっていますね。さて、この5G銘柄は今後どうなるか?今の期待は過剰なのか?まだまだなのか?個人的な考察を書いていこうと思います。
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1.世の中はどう変わる?
まず、通信速度が向上することでもっとラグが無く…と言うのもその通りかもしれませんが、今までネットワークがボトルネックで不可能だった、大容量通信や大量接続、低遅延必須のサービスが可能になります。例えば3Dテレビ会議やリモートオフィス、接続台数が増大するIoT、自動運転などです。
これらは接続台数、データ通信量が多かったり、自動運転などは通信遅延があると事故を招くので、現行の通信規格では対応しきれませんでした。これらが可能になっていく、ということですね。
2.「5G」でどう稼ぐのか?
5GやAIが影響する業界は多岐に及びますが、ここでは便宜上以下の4つにカテゴライズします。
・ハードウェア企業
・ソフトウェア企業
・通信サービス企業
・サービス利用企業
【ハードウェア企業】
まず直接的な売買が盛んになるハードウェア企業ですね。NW製品を製造するシスコや、通信機器向け半導体を製造するクアルコムやブロードコムなどでしょうか。IoT製品を作る家電メーカーもここに加えます。リモートオフィスを実現するホログラム会議システム、VR/AR関連のハードウェアもここですかね。
ハードウェア関連企業の需要増は一過性のものと思っています。4G→5Gへの製品移行やIoT製品の買替、買足し需要が発生しますが、普及してからは現行のシェアを維持することになります。
多くのハードウェア製品はパイを奪い合うことになるからです。旧製品のシェアが縮小し、新製品のシェアが増えるだけですね。そのため、既にシェア持っている企業の場合は継続的に伸び続けるか、と言うのは疑問です。
例外として、現在はそれほどシェアを持っていない企業が、新技術導入のタイミングでトップシェアを確保するようであれば、その企業はシェアを持っていない現状と比べれば一時的に大きく、その後も継続的に伸びていくことが予想されます。
また、新旧の入れ替わりが緩やかな自動車や、スマートスピーカーのように、IoT導入により今まであまり利用されなかった、あるいは新たな用途で利用される製品は ある程度継続的に売上増は見込めるかもしれませんね。
【ソフトウェア企業】
これは多岐にわたります。IoTや自動運転車などのハードウェア製品に組み込むソフトウェア、AI開発、Saas企業などがありますね。これらの企業はサブスクリプションで稼ぐことになると思います。
IoT製品もハードウェアの販売のみでなく、AmazonEchoやGooglehomeのように利用に伴いアカウントが必要になる、特定サービス利用(音楽など)に課金する要素がある場合、加入者純増と継続的な売上増が望めると思います。
BtoB系はビジネスツールとして長期採用される可能性もあり、AI開発も学習に使うビッグデータの入手量などがありますから、ジャンルによっては大手の方がやや有利な気がします。
Saasなどは比較的乱立しやすく乗り換えやすいです。特にBtoC系は乗り換えやすいですね。支払いが月額or年額です。気に入らなければすぐ辞めて、より良いサービスに移動できます。どう優位性を保ち、シェアを獲得し続けるかが課題になります。
プラットフォームやデバイス、IoT家電群など、ブランド力で囲い込みができる企業は有利でしょうか。全ての製品が1つの課金で済むなら、バラバラの製品を使い、バラバラのサブスク課金をするより手軽で安価にできますからね。
【通信サービス企業】
単純に4G→5Gの乗り換えについては、料金体系を変え、値上げすることで売上増は見込めますが、限定的でしょう。スマホ1台の契約に目を向ければパイを奪い合うだけです。
IoTについては契約・課金体型によって加入回線純増になり、回線への課金は継続的なものになるので長期的に売上増が望めそうです。これはSaas企業と同様ですね。
完全な妄想ですが、デバイスと通信サービス企業が提携して、通信料、IoTサブスク料、デバイス販売がオールインワンになったらかなりシェアを独占できそうですね。価格に優位性があればですが。
例えばAmazonとベライゾンと家電メーカーが協業して、AmazonブランドのスマホやIoT家電作って売り、プライム会員になれば各サービスへの課金と通信料が全てコミコミ、通信使用量やサービス利用具合、デバイスの一元管理も可能…となるようなイメージです。独占しすぎですかね。
すでにある or 制度上不可などでしたらすみません。
【サービス利用企業】
これは多岐に渡りすぎるので触れる程度にします。直接的に5Gビジネスで売上増を狙うというよりも、5Gで実現したサービスを利用して業績改善する企業です。
例えば自動運転車を活用した配車サービスや配送業、リモートオフィスを実現して効率改善する企業や、 IoT製品で自動化して人件費を減らせる工場や一部の飲食業などですかね。RPAに近いです。
技術の進歩により真の意味で「働き方改革」が実現し、コストカットにより利益改善ができるかも、ということです。※日本で叫ばれる「とりあえず残業減らそう!」みたいな場当たり的な 働き方改革のことではないですね。勤務構造の根本的な変革です。
とは言え、人件費とサービス導入どちらにコストがかかるか、自動化は継続して、柔軟に対応可能なのか、など課題はあります。あまり踏み込むとシンギュラリティにまで及んでしまいますし、シンギュラリティは来るのか?来ないのか?と言う議論はここでは避けたいので「そんな見方もあるかもね」程度で…。
3.期待は過剰か不足か?
結果的に言えば企業次第ですかね。(無責任回答
詳細を書いていきます。
私が考える稼ぎ方の例を挙げていきましたが、まとめると、私のスタンスとしては以下の通りでした。
・一過性の需要増は短中期でプラス(大手ハードウェア、製造)
・加入者が望めるものは中長期でプラス(通信、サービス、ソフトウェア)
・シェア奪還の場合で中長期で大きくプラス(新興ハードウェア、製造)
・競合の台頭でシェア低下の場合大きくマイナス(各大手企業)
これを踏まえて、ある企業が今現在高PERであった時、大前提はその企業の優位性、シェアは継続していくことです。
その上で、
その企業の業績が直接加速してPERに追いつくのか(サブスク系)
5Gに出遅れた競合他社が淘汰されシェアを広げるのか(HW系)
と言う点を考えたいです。最終的には同じ結果かもしれません。
しかし前者は100億の売上が新規加入により+50億されます。ユーザ全体からすると、支出が1.5倍になるわけです。売上の純増を望めるのである程度期待してもよさそうです。サービスの広がりによっては収入源を拡大しやすいので、ある程度高PERでも追いつく余地があると思います。
後者は他社の50億が自社に乗り換えられ150億になります。ユーザ全体からすると、支出自体は変わらないわけです。これはパイを分け合うだけなので、そこから伸び止まりそうです。こちらは高PERの場合、追いつく余地があるのか疑問です。また、淘汰される企業に投資していた場合は悲惨ですね。
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異なる方向から見ていろいろ書きましたが、言いたいことは結局全部同じでしたね。
ライナスとしては長期で見たいので、
ハードウェア系にはネガティブ
ソフトウェア・サービス系にはポジティブ
通信サービス系は中立~ややポジティブ
と言うイメージです。
短期で見たい場合は、ハードウェア系も大いにありです。乗り換え需要やシェア奪還を期待するなら小型株もチャンスありかもしれませんね。(ややギャンブル的?)
影響範囲が広すぎて、確実的なことは何も言えず、妄想やポジショントーク満載の記事になってしまいました。なんだかモヤッとした内容でしたかね。すみません。
あまりに長くなったので、数回に分けようかと思いましたが、一度に読んでいただいた方が理解していただきやすいかと思い、記事数稼ぎは辞めて4000文字近い記事を単発で上げました。ここまで読んでくださった方、長文にお付き合いいただき感謝です。
5GやAIについて「まだこれから!」「いよいよ実現!」「いや、幻滅期。」など、様々な情報が飛び交うかもしれません。判断難しいですね。私は「まだこれから」だと思います。目先で実現するのはそれなり、あるいは熱狂に沸くほどのものではないかもしれません。
しかしそこで得た知見を活かして更なる進歩があることでしょう。やや期待が過ぎるかもしれませんが、我々が容易に想像できないような革新的な世界が、未来で我々を待っているのかもしれません。
楽しみです。
補足記事を書きました。
それでは今日はこの辺で。
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