ユニオンパシフィック(UNP)を選んだ理由(2019年5月)
銘柄選定理由です。まず、投資方針は以下の通りです。
上の記事でも書いている通り、 全銘柄を洗ったわけではないので、銘柄選定にはデータ以外に私の好みや、感覚的なものも含まれます。現時点での選定理由を書いていきます(ここまでテンプレ)。
ユニオンパシフィックです。貨物輸送を中心とした鉄道会社です。UNPについてはもみあげさんの記事を読んでいただいた方がわかりやすそうですね。
UNPは一応バリュー枠でしょうか。PERもまずまずです。組み入れ比率は3%と低めに設定しています。
UNPの選定理由
1.好業績である
かなりの営業C/Fマージンです。線路や車両の維持で投資C/Fも高いでしょうが、それでも素晴らしい利益率を誇っていますね。貨物輸送に関しては競合企業もいるものの(後述します)、米国の景気が(伴って輸送需要が)落ちない限り、しばらくは高い利益率を維持できると思っています。
2.株主還元にも積極的
配当利回りはまずまずです。12年の連続増配中で、配当性向は低めで、まだまだ増配余地もありそうですね。
3.グローバル且つワイドモート
鉄道事業自体はまったくグローバルではないですね。むしろ地域に根差した…と言うことで真逆です。ただ、ものを運びます。これは内需の品だけではないでしょう。例えば外から運び入れる輸出入では船や飛行機を使いますが、そのままそれらが陸路も継続して運べるわけではありません。
世界的にもののやり取りが増えれば、輸送の仕事も増える。取引のある米国企業がグローバルになれば仕事が増える…ある意味グローバルと言っても良いでしょう(強引)このようにワイドモートさは十分だと思います。
競合としては航空輸送、トラックの自動運転、ドローンなど、物を運ぶ手段は技術の進化と共に増え続けていきます。しかし、鉄道輸送の需要も簡単には落ち込まないと思います。理由は以下の3つ(私の個人的妄想も含んでいますので注意)です。
・ECサイトの台頭で輸送需要そのものが増えている
不景気になればわかりませんが、パイは十分とします。
・空路やトラックによる輸送量には限界がある
無尽蔵に飛ばすわけにもいきませんし、トラックも同様です。 パイが十分であれば、用途で分け合う可能性が高いです。 輸送手段の使い分けは、勝手に以下のイメージです。
・料金の違い
もみあげ氏の記事にもある通り鉄道は安いです。本来好景気こそ輸送需要が高く、好業績を継続できそうですが、不景気になると輸送手段も低コスト化したいのでは?と思います。そうなると輸送手段として安い鉄道需要は十分ありそうです。ドローンによる配送は実験的でしょうから、将来どうなるかですね。
4.資本財セクターである
ライナスのポートフォリオは私の好みを反映しているので、ハイテク5、ヘルスケア4、生活必需品3と全17銘柄のうち、12銘柄は3セクターで構成されており、偏っています。
割合は小さくとも少しでもセクター分散をするために消費財、電気通信、金融、公益、資本財からも1銘柄くらいは加えておこうかな、と考えました。資本財からはUNPを選びました。収益重視ですね。
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懸念点は大災害などでインフラ面で容易には回復不能な障害が起きてしまうことでしょうか。鉄道すら回復不能では、そもそも地域存続が危ういですかね。車も走るかどうか。一時的に落ちても復興需要でかえって業績は伸びるのかな…?
やはり競合の台頭ですかね。しばらくは平気…とは言え、コンテナが発明された時のように、輸送業界に一石を投じる革命が起きるとシェアを奪われる可能性はありそうです。
とは言え、それもある日突然…と言うことはないでしょうから、米国の景気循環を考慮しつつ業績の動向には注視したいところです。資本財はあまり厚く持つつもりはないので目標組み入れ比率は3%ですが、Tなどとの見合いで4%くらいまでは上げても良いかもしれません。
それでは今日はこの辺で。
明日は大吉☆(。>ω<)b
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