ライナスの米国株投資術

ライナスの米国株投資術

NYSE上場米国系企業(の、日本法人)に勤めるライナスの米国株式投資記録。投資方針や成績、雑感など書いていきます。

今の「グロース銘柄」はいつまで「グロース銘柄」で居られるのか

ライナスです。

 

以前からライナスは「ニューエコノミー」はいずれ「オールドエコノミー」になり、「オールドエコノミー」はもっと古い…例えば「トラディショナルエコノミー」のような扱いになるだろう、と言ってきました。

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以前も同じような記事を書いています。内容は被っていますが、あえて改めてかきますね。

 

言葉の定義は変わっていく

先日のエッジコンピューティングの記事のように、特定の言葉がさす定義の幅が広がっていくわけです。

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従来は非ハイテクはオールドエコノミー、ハイテクはニューエコノミーのような分け方で良かったかもしれませんが、ハイテクの中にも「新旧」があるわけです。1つの言葉がさす範囲が広がり続けるのか、どこかで細分化するために新しい言葉が生まれるのか。

 

一例として、10年以上IT業界にいるライナスからしても、最近のテクノロジーの加速には目を見張るものがあります。この世界に身を投じた頃には「クラウド」と言うもの現代ほど広く普及していませんでした。

  

 

厳密にはクラウドと言う名称も存在し、ホスティングサービスと言う扱いで普及しているものもあったかと思いますが、「クラウド=IaaS」の認識で使われていたわけではなかったと思います。

 

また、そこから数年後には「先進的な」企業がクラウドを積極採用する中、懐疑的な大手企業も多かったです。今では当たり前のように使われていて、クラウドが1つのスタンダードと言えるほどまでに成長しています。

 

そして「クラウド」もIaaSやSaaS、その中身にも最新でイケてるか、昔からあるものか、差異はありますよね。昔からあるホスティングサービスと、クラウド型AIソリューションを提供するサービス、同じ「イケてる具合」で、同等の「グロース銘柄」と扱えるでしょうか。

  

 

 

今のバズワード銘柄はどうか

前置きが長くなりましたが本題です。

今のグロース銘柄にも同様の事が言えるでしょう。

 

最近のバズワード、例えばAI、EV、クリエネ、エッジコンピューティング、○aaS、5G、XR…この辺りはいつかはどうなっていくのでしょう。

 

そのうち成熟し、グロース扱いされなくなるのか。

 

XR(AR/VR/MR)はこのカテゴリに入るかな、と思っています。

これについては別途記事にしたいと思います。

 

同じキーワードでありながら進化を続け、長くグロースであり続けるのか。

 

AIはこれに入るかな、と思っています。AIは人間の叡智の結晶のようなものです。人の知恵が進化してきたように、AIも人間の進化、生活の多様化に順応しながら、中身や用途を変えつつ「新しいもの」であり続けるかなと。

  

 

 

キーワードは変わるものの、既存技術の延長としてグロースであり続けるのか。

 

5G銘柄はこれに入るかな、と思っています。

6G、7G、あるいは全く別のキーワードになったとしても、通信が進化し、そのニーズがあり続ける以上、競合に排除されなければ関連銘柄として注目されていくでしょう。

 

そもそも普及する前に…あるいはある程度普及したのち潰えるのか。

エッジコンピューティングは各技術の「穴」を埋める技術と言う性質上、周辺技術の進化状況次第では、一部の領域が淘汰されるリスクもあるかなと思っています。

 

例えば通信が爆速になりCDNのような中間を補う技術のニーズが薄れたり、デバイス側の性能がスパコン並み且つ安価になればコアとエッジだけで十分になるでしょう(そうなったら通信のニーズも衰えそうですが…まぁただの妄想です)。

 

自分のPFはどうだろうか

現在はXR(AR/VR)関連銘柄が多めです。これはまだまだ市場成長率が高く、中長期で普及していき価値を高めつつ、ある程度成熟した領域になることを期待しています。その頃までに新しいグロース銘柄に乗り換えるのか、安定性を求めて「ちょっとイケてる度が減ったテクノロジー」に投資し続けるのかはまだわかりません。

 

私がAAPLやMSFTに投資した時、これらの銘柄はピカピカのハイテクグロース銘柄と言う扱いでした。VやMAもそうでしたかね。ブログを書き始めた頃はこれらの銘柄が「成熟し安定的な銘柄になってほしい」と書いていました。

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予想より早かったものの、実際に今は「安定大型株」と扱われていますね(今の相場だからかもしれませんが)。

 

企業価値の成長、テクノロジーの世間的な普及度合い(市場成長、市場成熟)を踏まえてPFのバランスを取っていきたいですね。guillemet0u0.hateblo.jp

 

もちろん銘柄や特定市場と言ったミクロな要素以外にも、今のようにマクロ環境による波もあります。そして波の大きさは様々です。どの程度の波を避けようとし(警戒し)、どの程度の波を無視するのか、バランス感覚を大切にしていきたいですね。

 

私も最近は迷いに迷いを重ねバタバタしていますが、葛藤の中で自分にとって最適な答えを出し続けていけたらと思います。 

 

 

 

それでは今日はこの辺で。

明日も大吉☆(。>ω<)b

 

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