ライナスの米国株投資術

ライナスの米国株投資術

NYSE上場米国系企業(の、日本法人)に勤めるライナスの米国株式投資記録。投資方針や成績、雑感など書いていきます。

私の主張スタンス「The Catcher in the Stock market.」

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ライナスです。

 

今回は私が投資哲学について語る際のスタンスをお話ししたいと思います。結構重要なことを書いていると思うので、是非読んでいただけたら嬉しいです。

 

皆様は「ライ麦畑で捕まえて」をご存知でしょうか。「J・D・サリンジャー」が書いた小説です。そこにこんなフレーズがあります。

とにかくね、僕にはね、広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんなでなんかのゲームをしているとこが目に見えるんだよ。何千っていう子供たちがいるんだ。そしてあたりには誰もいない――誰もって大人はだよ――僕のほかにはね。で、僕はあぶない崖のふちに立ってるんだ。僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ――つまり、子供たちは走ってるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。そんなときに僕は、どっかから、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。一日じゅう、それだけをやればいいんだな。ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げてることは知ってるよ。でも、ほんとになりたいものといったら、それしかないね。馬鹿げてることは知ってるけどさ  

ライ麦畑でつかまえて - Wikipedia

 

私の主張するスタンスはまさにこれなんです。「株式市場のつかまえ役」になりたいわけですね。株式市場、と言うとちょっと大げさすぎますが、少なくとも私から見える範囲にいる投資家、それも子供…換言すれば投資に参入したばかりの初心者の方々です(これも上から目線すぎるかもしれませんが、そういう意図はないのです。私だってまだまだ初心者ですから)。

 

投資において右も左もわからず、でも何となくワクワクして楽しい。株価が上がれば嬉しく、ついはしゃいで走りすぎてしまう。株価が下がれば、危険と知りつつも好奇心が沸き、ワクワクしてこれまた走りすぎてしまう。

 

 

 

そうして自分が相場のどこを走っているかなんてわからなくなり、気付けば崖から落ちてしまう。市場と言うのは背の高いライ麦に囲まれた畑と同じで、その先に崖があってもなかなか見通せないわけです。そうやって、走りすぎて崖から転落してしまう人が少しでも減るように、「前を見て!」と警鐘鳴らすことで気づきを与えたいと考えています。

 

ただし、2つ異なる点があります。

 

1つ目は、私自身もどこが崖か、と言うのはわからないということです。なので、「そっちは危ないよ」「こっちの方が安全だよ」なんて安易に言えません。私に言えるのは「盲目的に走りすぎては行けないよ」と言う注意喚起くらいなものです。

 

もう1つは、ライ麦畑と違って「大人は他にもいる」と言うことです。良い大人も、悪い大人もいるのです。私と同じく警鐘を鳴らす大人もいれば、善意のつもりで「そっちは危険だ!」と呼び止め、手を引き、一緒に崖に飛び込んでしまう大人もいます。悲しいことに、悪意を持って手を引き、崖が見えたら先に子供を突き落とし、「やっぱ危なかったなw」とほくそ笑んでいる大人もいるわけです。

 

大人について行った結果崖から落ちる子供もいれば、そういった大人たちをすり抜けて一人で崖から落ちてしまう子供もいるでしょう。時にはうまく生き残り、「俺ももうすっかり大人だな」とニヤリとしながら崖から落ちるシュールな方もいるはずです。

 

私も相場ではしゃいでいる方なので、崖から落ちないように気を付けたいと思っていますし、うっかり崖際に呼び込んでしまうことが無いように気を付けると同時に、「前を見ず、自分の居場所もわからず、走りすぎてしまう」…そうして相場から退場しそうな方々の「つかまえ役」となれるような情報を発信していけたらと思います。

 

 

ではでは今日はこの辺で。

明日も大吉☆(。>ω<)b

 

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