情報を得ると銘柄に惚れてしまう罠
ライナスです。
調べれば調べるほど銘柄に惚れこんで、なかなか手放せなくなるという話です。 案外あるあるかなって記事にしました。自戒の意味もこめて…難しい問題です。
イイカモバイアスにご注意
個別株投資をする人は、興味ある株は少なからず銘柄分析をするでしょう。そして投資価値がなさそうな銘柄は、あまり真剣に調べないと思います。(調べた上で買わない判断もありますが…)この時点でイイカモバイアスが一回かかっているわけですね。
一過性のネガティブな材料を踏まえ、割安判断で買った場合もあるかもですが、多くの場合買い判断を出すに至るまでには、ポジティブな材料も多いだろうと思います。いずれにせよ「あり」と判断する時点で、二回目のイイカモバイアスがかかります。
そしてある程度気に入った状態では、保有を正当化したくなるケースがあります。その場合はポジティブ材料は素晴らしい好材料に、ネガティブ材料は割安で仕込む好材料に映るでしょう。 ツイッターのTLで流れてくる情報も、何となく自分にとってポジティブな情報を押さえがちです。全てが好材料に映り三回目のイイカモバイアスが…
同じ情報でもポジティブに映る罠
さらに身近で保有銘柄にプラスなイベントがあれば、業績への影響が小さくてもポジティブに映ったり。例えばGoogleで直近決算はYoutube広告による利益縮小、とあっても、身近でYoutubeプレミアム登録者が多いとか、スパチャめっちゃ飛んでる配信見るとかすると、「あーこれがGoogleの利益になるんだなぁ。 Google様は今日も稼いでるんだなぁ。ヨシヨシ」と謎の前向き目線になったり…ですかね。
そして改めて保有銘柄の記事を書こうと思い、ネットやブログで保有銘柄の情報を調べると、ホルダーたちが好材料をばら撒いています。他ホルダーがアウトプットした好材料をインプットし自らも好材料をアウトプットすることで完成です。
まるでメロンパンナちゃんにメロメロパンチされたように、その銘柄に惚れこんでしまうわけです。ゾッコンですね。調べれば調べるほど、良い材料(に映るもの)を得て、どんどん銘柄に惚れこんでいってしまうという罠です。
まぁ、ちょっとオーバーに書きましたが、往々にしてありうるのかなって思ってます。訴訟問題とか明らかにネガティブニュースが出回ってない限り、悪材料でボコボコにするより、好材料で誉めそやす情報の方が多く出回るか、等倍だとしても良い方が目に留まりやすいです。
こういったバイアスにとらわれず冷静に判断する公平さか、ルールなどで縛って(そもそもルールが保有銘柄贔屓はNG)、自分の精神的な未熟さをカバーする必要があるでしょう。
人によっては直観=勝利と言う天才もいるかもしれませんね。私は上記で書いた未熟さが丸ごと当てはまる残念投資家なので、ルールを設けないと業績悪化しても、悪材料がボロボロ出ても、「いやいや!好材料もあるし!まだこれからだし!割安だし!」なんてよくある負けパターンを叫びながら凍死家しそうです。それはそれでネタになりそうですけどね。恐ろしい。
情報に踊らされないように気をつけましょうね、ってことを主張したい記事でした。気を付けます。
それでは今日はこの辺で。
明日は大吉☆(。>ω<)b
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