【悲報】iDecoどころか401kも活用されない悲しい現実【確定拠出年金】
ライナスです。
最近全然ブログを書いていませんでしたが、iDeco口座の開設どころか、401kですら全く有効活用されていないという悲しい現実を直視したので記事にしておきます。
前置き
iDecoの方が魅力的な商品も多いのですが、ライナスは企業型確定拠出年金(401k)に加入しているので、iDecoの口座は作成していません。
401kユーザーなのでもし会社を辞めたらiDeco移管やね😙 https://t.co/0su1uFBjJm
— ライナス⚡🍆米株仮面🇺🇸 (@guillemet0u0) 2020年1月18日
私が所属する企業の場合、マッチング拠出ではないのでiDecoの開設もできます。しかし401kとiDecoを併用する場合、iDecoは最大月2万の上限であり、且つ401k側の掛け金上限(月5.5万)の余りをiDecoで充当できるのみとなります。
もちろん月2万を入金し続けられれば十分なのですが、401k側の額が増えた場合(例えば月5万)、iDeco側は月5000円しか入れられなくなるので、口座管理費を払ってる割には…と言うことで保留状態にしています。
401kの商品は?
「iDecoの方が魅力的な商品も多い」と書きましたが、401kは高信託報酬の投資信託がゴロゴロしています。つみたてNISAのように厳しい選定基準があればいいのですが、残念ながらそうではありません。加入する企業型DCの商品の中から企業側が選ぶので、
①そもそも良い商品があるか
②企業が良い商品を選んでいるか
で決まってきます。ここは銀行と付き合いの長い会社だと忖度がありそうですね(笑)
現在ライナスが選んでいる401kの商品は先進国インデックスファンドで信託報酬0.275%(税込み)となかなか良心的でしたが、前職で加入していた401kでは先進国インデックスファンドで1%となかなかボッタクリでした。フォロワーさんも同じところに加入してるようで、信託報酬が高いと嘆いていました…(;´Д`)
個人的には全米株式やS&P500連動のように米国株のみの投資信託も欲しいところですが、残念ながら401kの場合はほとんどないと思います。消去法で先進国インデックスが残るわけですね。iDecoにはこれらの商品が低信託報酬であることが多いので羨ましいですね。
加入している401kの実態
さて、前置きが長くなりましたが本題です。ここまでの事を踏まえ、自分が加入している401kの状況を見てみました。
今年5月頃に移管していますが、なかなかの好成績です。もっとも、2019年は上昇相場だったので「良い部分を切り取っている」に過ぎませんが、それでもせっかくの制度、長期的な目線で上手く活用していきたいところです。
しかしっ!!
保有資産額トップ5です。デフォルトで選ばれる定期預金が1位!!2位の「大和住銀DC外国株式ファンド」はアクティブファンドなので、信託報酬は2%を超える投資信託です。必ずしもアクティブファンド全てが悪いとは言いませんが、2%はかなり高いと思います…。
3位は私も買っている信託報酬0.275%の先進国インデックスの投資信託ですね。私の加入している401kで株式投信を選ぶならコレが一番無難かなと思っています。もちろん、年齢に合わせて定期預金や、債券などを含むインデックスバランス投信にシフトしていくのはアリだと思いますけどね。
思いますけど!!
これっ!!
なんと8割以上の方がリターン0%なんですよ!
つまり定期預金に預けっぱなしの可能性が高いわけです…リターンが少ないのはリスク分散を考えてアセットを分けた結果なのかな、とか、タイミングが悪かったのかな、とか、まぁいろいろ考えられます。もしかしたら定期預金ではなく、複数の投信に入れてるけど上がって下がって0%の人もいるかもしれません(上昇相場を考えると可能性は低そうですが…)
新社会人の方でまだスイッチしてない、仕事に不慣れで投資先を選べていない方も一旦定期預金に入ると思いますが、人口動態を考えるとそれだけでここまで差はつかないでしょう。
ここ数年で株式投信に入れている方は右端の10%以上になっていると思いますので、そこそこ活用できている方は2%くらいいるわけですが、かなり少ない割合と言う悲しい現実です…
啓蒙必須では…
この通り、企業が管理費を払ってくれる拠出年金と言う素晴らしい制度を、全く活用していない方が多いと推測できるわけです。しかも先の10%リターンを手にしている2%」に含まれる株式投信を選択している方々の中にも「信託報酬2%のアクティブファンド」を選んでいる方がいると考えると、なかなか資産運用の啓蒙は進んでいないのかな、と思います。
ツイッターで投資家の方々と絡んでいたり、「最近投資を始めました!」と言う方をよく見かけると、「投資って浸透してきてるのかなぁ」と感じる事もありますが、現実にはそうでもないのかもしれません。バイアスがかかってるだけかもしれませんね。
裏を返せば、投資ブロガーや投資Youtuber、投信を売る企業の営業さんにとっては、投資信託に関する情報展開において、ファネル拡大の余地は十分にあると言うことです。問題はどう「無知故に定期預金を選択している」方々にフックするかですかね。知識豊富だけど意図的に定期預金を選んでいる方もいるでしょうから。
これも簡単にフックできるならこの結果にはなっていないわけですが、皆様や私の活動で少しでもモッタイナイ使い方をしている方に、有効な使い方を知ってもらうことができれば幸いかなと思います。
ではでは今日はこの辺で。
明日は大吉☆(。>ω<)b
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