ライナスの米国株投資術

ライナスの米国株投資術

NYSE上場米国系企業(の、日本法人)に勤めるライナスの米国株式投資記録。投資方針や成績、雑感など書いていきます。

【寄稿】インデックス投資や高配当投資などの「分かりやすい投資手法」を信じる前に

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ライナスです。

 

The Motley Fool Japanに寄稿した記事が掲載されました。

www.motleyfool.co.jp

 

自分の投資手法を考えるときに、こういう「目立った情報」に流されていないか考える必要があります。何故目立つのか。なぜ人気なのか。投資は決してわかりやすい「だけ」ではないのです。自ら考えて答えを出すことが重要なのですが、考えることから目をそらしてしまう方は既に手遅れ気味で、洗脳されているかもしれませんね。自分の状態を客観視できなくなっているわけです。

 

「いや、客観視しても洗脳などされていない」と言う方もいそうですが、詐欺にあう前の被害者もそういうものです。「これは詐欺ではない、俺は冷静だ。自分で考えて判断している」と…既にその「考え」がバイアスまみれで、「冷静」と思い込んでしまうこと自体「冷静」ではないのですね。簡単に解けるものは洗脳とは言わないのです。

 

さておき。

 

今回の記事は主に「情報の受け取り手」に対して発信した記事でした。

 

そして対になる以下の記事は主に「発信者」に向けて書いた記事でした。

guillemet0u0.hateblo.jp

 

 

「誰にでも簡単にできて再現性がある投資手法であるのなら、誰が喧伝しても同じことでは?」「インデックスの積み立て、と言うパッシブ運用を正義としつつ、投資に対してはパッシブ投資の情報発信に関してはアクティブに活動する意味は?(ただの趣味?金儲け?)」「パッシブ運用ならそのメリットを活かし時間効率を最大化すべきでは?」と言う記事でした。

 

そして「長期的にローリスクな資産運用の一部」を謳うなら、他にも並行して行われているローリスクな資産運用(保険、貯金含む)のうち「投資」部分だけ切り取って特別視する事に意味はない、と言うことですね。

 

煽りタイトルが故に、信者たちが中身を読まずに顔真っ赤で騒いだ結果、タイトルや歪んだ伝言ゲームとなり、本質からズレた部分だけが独り歩きし、勘違いした連中がまた騒ぐというよくある残念な状態を作り出してしまいましたが…残念な事に、こう言うこともよくあるのが実情です。

 

タイトルだけ見て中身を読まずに騒ぐ、ソースを確認せず騒ぐ、自分の頭を使って考えず洗脳されたままに騒ぐ…そういう方々は「良さそうなもの」に対しても表面的な、パッと目に見える部分だけで「良い」と判断して「最高だぞ!!」と喧伝しているだけではないか?あるいは人から聞いた「最高らしいよ」と言う「伝聞」だけを信じ込み、それをさらに初心者に対し「最高らしいからお前もやったら?」と勧めているだけではないか?と言うことですね。

 

こうして負の連鎖に繋がっていくわけです。

 

初心者の方はそういう「軽薄さ」を見抜けないことが多いので、ホイホイ釣られていとも簡単に洗脳されてしまうわけですが。今回の寄稿記事が軽薄な層の洗脳から貴方を守る「お守り」になることを祈ります。

 

ではでは今日はこの辺で。

明日も大吉☆(。>ω<)b

 

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