ライナスの米国株投資術~高利益企業への長期投資~

ライナスの米国株投資術~高利益企業への長期投資~

NYSE上場米国系企業(の、日本法人)に勤めるライナスの米国株式投資記録。投資方針や成績、雑感など書いていきます。

バフェット太郎方式を真似てる人、安易な10種の弱点わかってる?

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ライナスです。たまには真面目な記事を書きましょう。

 

ツイッターやブロガーを見ていると、バフェット太郎氏に影響されたのか「高配当○○10種」をよく見かけます。高配当じゃなくても10種系いますけどね。

 

バフェット太郎氏同様、

 

選び抜いた珠玉の銘柄10種を10%ずつ組入れ、価格変動などで組入れ比率が小さくなった銘柄を毎月or定期的に買い増してリバランスを行う

 

と言う方が多いと思います。

 

まぁ「10種選んだけどリバランスは適当で、高配当の銘柄をナンピンしてたら比率がぐちゃぐちゃでタバコ株ばっかだ(;´Д`)」って人もいるかもしれませんね(笑)

 

さて、この方式、重大な欠点に気づいていますか?理解していてこの方式を採用した方は良いでしょう。それは自分が選択した投資方針ですからね。でもバフェ太郎氏に影響されて、何となくそうしている方に聞きたい。

 

私が特に思う欠点は2つあります。

 

 

何故均等配分?

 バフェ太郎方式は比較的少ない銘柄に対し、均等配分ポートフォリオを組んでいます。これはETFで言えばSPYDと同じ方式です。

 

投資の最適解と言われるS&P500などは時価総額加重平均を採用していますね。どちらが良いという気はないですが、この違いを十分理解していますか?

 

バフェ太郎10種と高配当株投資家に人気がある銘柄の時価総額です。

※単位はドル 

 

【バフェット太郎10種】

XOM 3221.13億
WMT 3196.72億
KO 2223.07億
MO 912.63億
PM 1246.51億
PG 2838.18億
JNJ 3732.21億
VZ 2411.53億
IBM 1253.54億
MCD 1612.94億

 

【高配当人気銘柄】
AWR 27.90億
SO 586.61億
JT 約455億
EMR 401.96億

 

バフェット太郎氏は比較的大型株で、タバコ株の下落からMOは凹んでいるものの、概ね時価総額は1000億以上で構成されています。

 

時価総額は結局のところ株価に左右されますし、バフェ太郎氏が意識したのかは知りませんが、極端な偏りは少ないかもしれませんね。

 

ただ、高配当人気銘柄を見てみてください。

 

特に私も保有しているAWRですね。連続増配No1と言うことで人気ですが、時価総額は見ての通りとても小さいです。例えばバフェット太郎10種からMOを抜き、AWRを10%組入れると、どうでしょう。随分アンバランスな配分になる気がしませんか?

 

アンバランスでもそういう方針だよ!

 

って言いきれる方は良いのです。

 

ライナスもAWRを持っていますし、時価総額が1200億のUNPと同じ配分です。これは意図的にそうしているので、アンバランスでも意図している方はそれが「方針」なので良いでしょう。

 

そういうことを全く考えてなかった!

 

と言う方、その方針で大丈夫ですか?

 

 

 

成長率見てる?

これは前述の10%の均等配分と繋がるのですが、銘柄選定に株価成長率を見ていますか?

 

基本は高配当銘柄を組み入れてると思います。その際、高配当具合、グロース具合に注目し、配当分株価成長が低いことを意識すべきです。

 

何が言いたいのかもう少し解説しますと、 高配当銘柄は単純に考えて配当(インカム)分、株価の成長(キャピタル)が抑えられます。しかし、インカムを再投資することで、トータルリターンではキャピタル派に劣らない…と言う理屈のはずです。

 

にもかかわらず、買い増し対象は「組入れ比率の小さい銘柄」です。

 

具体例を挙げます。

 

A株 配当10%

B株 配当7%

C株 配当5%

D株 配当3%

 

 

A~Cの株を25%ずつ均等配分保持し、全てトータルリターン5%とします。

 

A株 株価-5%

B株 株価-2%

C株 株価±0%

D株 株価+2%

 

となるわけです。均等配分なので、この場合の買い増し対象はA株です。しかも株価が下落した場合、配当利回りは上昇します。(減配した場合は別ですが…)

 

A株 配当11%

B株 配当7%

C株 配当5%

D株 配当3%

 

こうなった場合どうでしょう。

もうお分かりですよね?

 

この場合は、ある程度株価変動、または配当利回りに合わせて組入れ比率を調整しないと、高配当+値下がり銘柄を多く掴むことになります。

 

実際はトータルリターンが毎月横並び、と言うことはまずないでしょうから、揺らぎの中でまばらに買えるとは思います。ただ、理屈で考えれば歪な部分があるのです。バフェ太郎氏は逆張り派なので、これも承知で割安になった株を買い増す作戦なのかもしれませんが、○○10種を作る皆様は理解していますか?

 

グロースとバリューを混在させているのに均等配分の方は特に要注意です。一見バランスよく見えて、実は歪に高配当株ばかり買い足しているかも…?

 

私の場合は定期的に組入れ比率を調整して、買い足しが高配当偏重にならないようにリバランスしていこうと思っています。

 

本やブログで読んだ先人たちの良さげな投資方式やPFを真似るのは結構ですが、都合よく安易に一部分だけ切り取った形で真似て、意図しないアンバランスを生じさせないようにご注意ください。

 

 

それでは今日はこの辺で。

明日は大吉☆(。>ω<)b

 

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