ライナスの米国株投資術

ライナスの米国株投資術

NYSE上場米国系企業(の、日本法人)に勤めるライナスの米国株式投資記録。投資方針や成績、雑感など書いていきます。

【テクリテ連載】仮想化・クラウドの台頭①【第三回】

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テクリテ連載第三回です。

お題は「仮想化・クラウド」です。

 

まずはテクリテ連載についてご一読ください。
guillemet0u0.hateblo.jp

 

 

今日は仮想化とクラウドについてです。ここは技術的にディープダイブしても投資家の皆さまには役に立ちそうにないので、利用思想を中心に書いていきたいと思います。

 

クラウドと言うとAWSやAzureなどのIaaSやPaaSをイメージしがちですが、ネットワーク経由で提供するサービスは概ねクラウドと思っていただいて構いません。○○ as a Serviceは大抵クラウドです。 

 

「IaaS」「PaaS」「SaaSなどがあります。

 

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提供範囲のイメージ図です。

 

IaaSは「イアース」や「アイアース」と読みます。ちなみに私はイアース派です(どうでもいい情報)。インフラストラクチャアズアサービスの略です。つまり、HW、NW、OSをサービスとして提供します。図ではグレーの枠内がIaaSの対象となりますが、実際のところHWはあまり意識されません。仮想化レイヤより上の仮想サーバ+OSですかね。OSは自分で入れたり、初期値だったりです。

 

PaaSは「ピーアース」ではなく、「パース」と読みます。プラットフォームアズアサービスの略です。IaaSにミドルウェアや開発環境などが追加されています。図ではオレンジの枠内がPaaSの対象となります。個人的に一番わかりにくく、イメージしにくいです。IaaSが買いたてでデフォルト状態のパソコンとすれば、PaaSはネカフェのパソコンみたいなイメージでしょうか。いろいろ用意されててすぐ使えて便利!みたいな。

 

SaaSは「サース」と読みます。ソフトウェアアズアサービスの略です。Gmailや、この はてなブログもそうですね。Youtubeとかもまぁそうでしょう。サービス提供です。図では緑の部分、MW配下も間接的に提供されているのですが、実際はサービス(SW)以外の部分はあまり意識されません。

 

そんな感じでいろいろ種類がありますよ、ってことです。

 

 

 

 

さて、昨日の記事でも書いた通り、HWの進化により、1台で大きなCPU、メモリ、ストレージを確保でき、省スペースで高い性能を集約できるようになりました。さらに仮想化技術により、図のように複数台のサーバやストレージをまとめて大きなプールとして扱い、小分けにして扱うことができるようになりました。

 

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従来の1台ずつの構成では、どうしても5年利用する分を見越して(HWのサポート都合で5年スパンでリプレースするケースが多い)過剰にリソースを搭載し、使い切れず無駄にすることが多かったです。

 

しかし、仮想化することでリソースをフレキシブルに割り当て、無駄なく有効活用できるようになりました。各システムごとに余剰リソースを持つサーバを抱えていては、購入の度に無駄なイニシャルコストを払うことになります。

 

そこでクラウドを利用することで、必要最小限のリソースを活用することができ、余剰リソース分のコストを圧縮できる"可能性"がある…と言う物です。上手く使えば便利です。

 

クラウドにもプライベートクラウドパブリッククラウドなど、種類がありますが…これ以上はちょっと長くなりすぎますね。やや中途半端ですが、今回はここまでにしたいと思います。

 

次回はプライベートクラウドパブリッククラウド、それぞれのメリデメやクラウドビジネスについて、「仮想化・クラウドの台頭②」として書いていきます。記事中で疑問、質問、異論、反論あれば歓迎です。コメントでもツイッターでもどぞどぞです。

  


それでは今日はこの辺で。

明日は大吉☆(。>ω<)b

 

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