アップルの訴訟問題は超ネガティブ
5月13日に米国最高裁が、AppleのAppStoreの反トラスト法違反に関する訴訟を可能と認めました。「訴訟可能」としただけなので、敗訴したわけではありませんが、米株市場全体の下げの中ではあるものの、株価は大きく下げました。ライナスは以前の記事の通りアップルホルダーですが、個人的にこのニュースは超ネガティブ要素です。
上記の記事の通り、デバイスビジネスよりもAppStoreなどのプラットフォームビジネスやサービスビジネスに期待していました。デバイスは買い替え時期や中古販売、新モデルの魅力次第で増減することはあると思いますが、新旧問わずiPhoneさえ使い続けられれば プラットフォームからの利益があります。
Appleは自社で開発をせずとも、人気のアプリが作られれば、またアプリ内で課金されれば、Appleの収益になるわけです。今回の訴訟で敗訴した場合、この継続が危ぶまれます。改定する可能性があるとすれば以下の3つでしょうか。
1.Storeの開放(AppStoreを介さずアプリ提供できる)
2.手数料率の改定
3.損害賠償支払い
1.Storeの開放
これは別にAppStoreが無くなるわけではありませんし、自由度のあるAndroidでもPlayストアが利用されるように、開放してもある程度利用され、収益は見込めると思います。
しかし、iPhoneはStoreに自由度がない分セキュリティが高く、Appleの厳しい審査を通ったアプリしか使えませんでした。これが開放されると間接的にセキュリティが下がりかねないので、企業用のスマホとして採用されているiPhoneの優位性が失われます。
アプリダウンロードを制限する機能などでカバー可能ですかね。この辺りはiPhoneを持っていないのでよくわかりません(;´Д`)
2.手数料率の改定
手数料率の改定は収益悪化に直結するので厳しそうです。
3.損害賠償支払い
金額次第ですが、一時的要因なのでこれはまぁいいでしょう。
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プラットフォームビジネスと言う収益源を制限されると厳しいですが、Appleのビジネスはこれだけではないので今後も期待したいところです。とは言え「高収益」の企業が対象なので、収益が大幅に悪化した場合、Appleの保有割合の縮小や売却を検討することになるかもしれません。
まずは敗訴しないことを祈りたいですね。
それでは今日はこの辺で。
明日は大吉☆(。>ω<)b
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